調査・整備

ここ一週間は地質調査のサポート業務で沢歩きの毎日でした。
今回は登山川、センザキの沢、翔雲川、松法川、ハシコイ川、幌別川に入って断層の有無や地質、火山灰の調査を行いました。
地質学者はこのような調査を、特に火山のある地域では、昔から地道に行っています。今回の御嶽山の噴火についていろいろ教えていただきましたが、実際は火山活動の予測は大変難しく、どの時点で入山規制させるかは経済的、政治的な問題であるとのことです。
ちなみに知床では、羅臼岳、硫黄山、天頂山が活火山に指定されています。
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そろそろ沢に入るのも辛い季節になってきましたが、j紅葉の渓谷を歩き、突然現れる大滝、変化する渓相は歩いていても飽きることはありません。
おまけ
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巨大なメノウの原石

今日は羅臼岳登山道整備業務の完了検査で、環境省レンジャーとともに羅臼側登山道へ。
今シーズンはガイド業務の合間を縫っての登山道整備で、とても忙しかったのですが、何とか無事に検査も終わりました。
あとは報告書を提出するだけですが、これがまた苦手で・・・・
本日、屏風岩の迷い込み防止ロープは撤去しました。
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羅臼側に下山する際は、この標識と矢印を見落とさないでください。
これからは日が短くなるので、このルートを往復する場合は日の出と共に出発しないと日没までに下山できない可能性もあります。
羅臼岳の紅葉は標高800m~1300mでピークを迎えています。
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泊場から見た羅臼岳の紅葉
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泊場~屏風岩は紅葉のトンネル
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お花畑はチングルマで真っ赤
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9合目付近
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羅臼平の雪渓と紅葉
例年より黄葉の色付きが良く、ここ10年で一番キレイに感じました。
今年の知床は大雪にも負けない紅葉ですよ。

羅臼岳・羅臼側ルートの登山道整備に行ってきました。
天気は高曇りでしたが、山上からは遠く択捉島ベルタルベ山まで見通せました。
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羅臼平~お花畑トラバースルートにて
この付近は遅くまで残る雪渓後から広大なお花畑が現れます。
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2ヶ月遅れのチングルマとアオノツガザクラ。
ここは登山者が少なく、ほとんど人目に触れることのないお花畑です。
八合目お花畑標柱~岩清水にかけて、ルート上にはまだ雪渓が100mほど残っています。
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たったこれだけの距離でも、雪が固くしまっているときはアイゼンが必要になります。
特に雪渓を下るときは注意してください。
羅臼平までのトラバースルート上の雪渓はほとんどなくなりました。
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雪渓上に張っていた誘導ロープは撤去しました。
羅臼側の登山道は長く厳しいルートです。
日の短くなるこれからの季節は、時間に余裕を持ちましょう。

今年2回目の羅臼岳登山道整備(羅臼側ルート)。
羅臼側ルートは雪解けが遅く、未だ大雪渓が残っています。
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屏風岩の大雪渓。距離にして1km以上、最大斜度30度近くあります。
スキーやスノーボードもまだできますね。雪質は固く締まっています。
ここはアイゼン必携!
今日はウトロから羅臼岳を登って羅臼に下山しようとしたと登山者が、この雪渓を下りられず引き返していきました。
前回に続き、視界がない中でロープの張りなおし作業を行いました。
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雪渓ではこのロープに沿って行動しないと、視界がないときは登山道に出るのが難しいです。
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屏風岩ではこのトラロープを越えていかないでください。サシルイ沢に迷い込みます。
羅臼側のルートはウトロ側と違って、まだまだ厳しい状況です。
ウトロから羅臼岳横断する方は、十分な装備と時間を持ってください。
今日は羅臼側から数名登っていましたが、ほとんどが雪渓で引き返していました。

山開きを明日に控えた羅臼岳。
今日7/5は羅臼側ルート第1回目の登山道整備。
羅臼山岳会、環境省、林野庁から9名が参加し、登山道の草刈や枝払い、ロープ張りなどの作業を行いました。
里見台手前の一息峠には巨大な倒木が登山道を塞いでいます。
これを片付けるには大変な労力がいるため、しばらくはこのままの状態になります。
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巨木に巻きついているツタウルシに触れないよう注意して、くぐって通過してください。
七合目屏風岩の大雪渓は例年並みに残っていました。
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急傾斜、アイゼン必須の雪渓です。
下山時には雪渓を下り過ぎないように注意しましょう。
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サシルイの沢に入らないように、トラロープを張っていますので見落とさないでください。
過去に何度も遭難が起きている場所です。
屏風岩上部から岩清水までの直登ルートにも大雪渓が残っています。
ルート明瞭化のため、誘導ロープを張りました。このロープに沿って歩けば雪渓出口に行けます。
羅臼平へトラバースするルートにもロープを張っています。ロープ分岐から右方向へ辿ると羅臼平方面です。
*決してロープをつかんだり引っ張ったりしないでください。これはザイルではなく、細引きなので切れる恐れがあります。
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今日は我々も方向感覚がなくなるくらいの濃霧でした。
羅臼側の登山道は、大雪渓に加えて往復12~13時間ほどかかる長く厳しいルートです。
充分な時間の余裕と装備、心構えをもって行きましょう。