天気良くて涼しくて、最高の登山日和。

はるばる九州から、初めて北海道の山を制覇。
12歳のD君、頑張りました!
さすが3連休の中日、山頂も大混雑。

今日は150人くらい登っていたでしょうか。良い天気で何よりでした。
大沢の雪渓はまだまだありますが、一の岩と二の岩が出てきました。

植生保護のロープを越えないように歩きましょう。雪が硬い場合はアイゼンはまだ必要です。

山頂下ではイワブクロとチシマクモマグサが見頃です。
空気も澄んで山頂からの国後島の眺めが最高でした。

爺々岳の奥に見える山ですが、これは択捉島のベルタルベ山でしょうか?
見え方が国後の山ではないし、方向的にそんな気がしました。
これまであまり見えたことないのでわかりません。
ご存知の方いますでしょうか?
7/16追記
山岳会の先輩が過去に見たことあるそうです。カシミールで方向を調べてみたのですが、ほぼベルタルベ山と考えて良さそうです。情報ありがとうございました!
夏山ガイド
今日はリピーター様と硫黄山へ

生憎の雨模様で新噴火口までのトレッキングとなりましたが、展望は開けていました。
この山は30分登ると視界が開けて、気持ちの良い展望と荒涼とした火山の景色が楽しめます。
知床硫黄山登山ガイド
幸いヒグマには遭いませんでしたが、帰りにこんなものを見つけてしまいました。

ヒグマの頭骨。直径20センチに満たないので、子クマのものと思われます。
山を歩いていても普段はめったにヒグマの骨は見かけません。
彼らはどのような最後を迎えているのか興味深いですね。
今シーズン最後(かもしれない)の羅臼岳ガイド。
紅葉は弥三吉峠~極楽平付近でピークを迎えています。

弥三吉峠より硫黄山を望む

極楽平でごくらく中。

ミネカエデ、オガラバナなどカエデ類の黄葉がいい感じ

チングルマの紅葉と初雪。
10/1に降った雪は、山頂下の一部を除いてほぼ解けました。10/10現在で歩行に支障はありません。

親子で登頂!高曇りだが、展望良し。
最後の一時間だけ雨に降られましたが、シマリス、ホシガラスにも出逢え秋の羅臼岳登山満喫でした。
おまけ
今年は羅臼岳でよく遭いますね。

大沢にて親子連れ。
いきなり10mの至近距離でハイマツ帯から登場。親はコグマが傍に来るまで我々を威嚇した。
今朝早くに岩清水で他の登山者にも接近遭遇していると聞く。
以前出遭ったこいつらに似ている感じ。
今後も注意が必要ですね。。。
9/17は羅臼岳の横断登山ガイド。
羅臼温泉をスタートし、山頂経由で岩尾別温泉へ下山します。
予報に反して登り始めは良い天気。

泊場手前、登山川渡渉
サクサク登ってなんと、五時間半で山頂到達!

さっきまで晴れていた山頂があっという間にガスに包まれる。
今回は嬉しい再会が。

三年前に羅臼岳ガイドしたお客様と偶然の再会!
それ以来の羅臼岳だそうです。しかも羅臼側から登ってきた我々と、合流点の岩清水でバッタリ!
下山にかかると、雨が降ってきた。
順調に下山して、岩尾別温泉到着。なんと九時間で横断してしまいました。
写真が趣味のお二人は、一眼レフ片手に終始撮影しながら余裕の表情。恐るべき体力です。
羅臼側登山道情報
スズラン峠~登山川合流地点のルートが一部付け代わりました。

岩場を一旦下降して登り返す箇所が崩れて危険だったので、下降せずトラバースするルートに変わっています。
ピンクテープの付いたロープがかかっているのでそこを登ってください。
非常に歩きやすくなりました。作業してくれた森林管理暑GSSさん、ありがとうございます!





羅臼町に移住して16年。
知床半島最奥の住人として番屋に暮らし、登山ガイドをしています。