昨年で一旦終了した知床の地質調査。まだ少しやり残しがあったとのことで一年間延長になりました。
ということで、今回は昨冬たどり着けなかった二か所の石をサンプリング。
羅臼岳の中腹にて。
翌日は知円別岳へ
標高1300mにある若い(1万年前以降)と推測される溶岩。
ここはどの尾根から行ってもアプローチが長く、二年越しでようやく辿りつきました。
雪はガリンガリンに固くて滑降はなかなか辛いものがありましたが、一か所だけ良い雪が残っており、ご褒美のパウダーをいただくことができました。
昨年で一旦終了した知床の地質調査。まだ少しやり残しがあったとのことで一年間延長になりました。
ということで、今回は昨冬たどり着けなかった二か所の石をサンプリング。
羅臼岳の中腹にて。
翌日は知円別岳へ
標高1300mにある若い(1万年前以降)と推測される溶岩。
ここはどの尾根から行ってもアプローチが長く、二年越しでようやく辿りつきました。
雪はガリンガリンに固くて滑降はなかなか辛いものがありましたが、一か所だけ良い雪が残っており、ご褒美のパウダーをいただくことができました。
常連様とともに、2週間ぶりに東岳へ。
案の定、登りは重たいラッセルに苦しめられる。
やっと根室海峡にも流氷が入ってきました。
重荷を背負ってえっちらおっちら5時間ほど登り、日の出と流氷が見える場所にBC設営。
今回の目的は厳冬期のテント泊と、星空や朝日の撮影です。
夜はさすがに冷え込みました。風も出て体感気温-30℃くらいでしょうか。
あまりの寒さで、撮影もそこそこに早々とシュラフに潜り込む。
寝ていると吐く息が凍結して天井に霜となり、テント内に降り注ぎます。
稜線は強風。標高1300mまで登りましたが、今回は無理をせず途中で引き返しました。
あまりの寒さに驚かれていた常連様ですが、これが厳冬期の知床登山です。
この状況下で、杯を酌み交わす一夜もまた格別なんですよね。
昨冬、知床岳を登頂した常連様とともに、1泊2日で厳冬期の東岳を目指しました。
前日に降った大雪で、スノーシューでの膝ラッセルはまさに苦行。
雪は重たく、普段の2倍近い時間を費やして標高800mまで。
BCからのご来光。昨夜は厳冬期とは思えないくらいの暖かさでした。
早朝は強風とガスで見えなかった稜線も、少し停滞してすっきり晴れたのでピークアタックへ出発
暖気の影響で雪が緩み、スノーシューで順調に高度を稼ぐ
後光がさしてました
南風が強いものの、凍てつくような寒さはない。結局スノーシューのまま頂上へ
標高1520mは知床岳も眼下に
頂上からの眺めは抜群。高曇りでしたが、硫黄山から羅臼岳まで見えました。
流氷がなかったのが唯一の心残りですね。
ほぼ諦めていたピークを踏むことができて本当に幸運でした。