晴れが続きます。流氷は羅臼前浜に戻ってきました。
今日の羅臼は多くの報道陣が来ていました。
ユネスコの世界遺産調査団が、きちんと遺産の管理がなされているかチェックしに来ているためです。シェパードさん(知床の自然遺産を事実上決めた人)の目に羅臼はどう映ったのでしょうか。
僕はガイドのお仕事で野生動物を探しに行きました。
お客様は早朝観光船でワシをたくさん見てきたので、まずはエゾシカから。
最近の大雪で山に餌がなくなったシカたちが、道路付近にたくさん降りてきていました。
そしてアザラシはいつものポイントに戻ってきてくれました。
狭い岩礁にむりやり四頭乗るゴマフアザラシ
午後からは山へアニマルトラッキング。
エゾシカ、キタキツネ、エゾクロテンの足跡がありました。
山から流氷を見て一服
この付近はエゾシカが群れをなして歩いています。キツネも姿を見せてくれました。
北浜岳にて
下山後は熊の湯へ。
お客様にとっても充実の一日だったようです。
こんな穏やかな羅臼に騙されて、再び訪れてほしいものです。
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快晴!道路も六日ぶりに開通しました。
ちなみに前回の二人は昨日無事番屋を脱出できました。
今日は四日前吹雪で中止になった撮影ガイド。
プロカメラマンのお客様はどうしても、と再び羅臼に戻ってきてくれました。
その願いが通じたのか、最高の撮影日和。
夜明け前から遊漁船を貸し切り、沖へ出る。
夜明け前の知床連山
国後まで続く流氷原、国後羅臼山から昇る朝日
今日の流氷は、沖合8マイル。ほぼ中間ライン近くまで行かなければなりませんでした。
ラインは超えていません、念のため。
流氷と知床連山
オオワシ。50羽ほど確認できました。
カメラマンはワシに目もくれず、流氷をひたすら撮り続ける。プロは独自の着眼点を持っている
午後からはスノーシューを履いて山で撮影。降り積もった新雪のラッセルがキツイ。
キツネの足跡
熊越えの滝
今回ガイドさせていただいた小林さんは、世界中で森や自然の写真を撮り続けているプロカメラマンです。初めての流氷や雪山の撮影ですっかり知床に魅せられた様子でした。
小林廉宣サイト
今日も吹雪です。道路は相変わらず止まったまま。
ガイドの仕事があったので無理言ってゲート通してもらいました。
今日は写真撮影ガイド。某大手カード会社の季刊誌の取材です。
船から朝日を撮る予定でしたが、当然中止。
山へ入っての撮影も吹雪で中止。
そのかわりワシは漁港~ひかりごけにかけて山側に100羽以上いました。
ワシのなる木
今日は久しぶりにスケソウ漁があったのでワシたちもお待ちかねの様子。
スケソウを掴んで食べているオオワシと回りに群がるカラス
こんな天候でお客様には申し訳なかったですが、これが冬の羅臼です。
今まで雪が降らなかった分、帳尻を合わせるようにドカドカと降り積もり、町中除雪でおおわらわ。
番屋に戻ると、朝の除雪が無駄だったと思えるくらい積もっていました。
久々に厳しい羅臼を思い出しました。明日は道路開通するかな。。。
最近、番屋の中でちょろちょろしています。
トガリネズミは食虫目でネズミよりもどちらかというと、モグラに近い最小のほ乳類です。
(これは体長五センチくらい)
ごそごそと何をしているのかと思ったら、インスタントラーメンの袋に入り込んで半分くらい食べていました。
ウチは動物たちにとって格好の越冬場所であるらしい。
ヤチネズミは毎年のように現れるが、去年はエゾクロテンが番いで居ついてしまい居間で暴れまわる、夜中に断末魔のように鳴く(交尾中?)などで夜も寝られない状態が続いた。
去年のクロテン
ハーブはエゾシカに食われる。
サケトバはヒグマに持っていかれる。
魚を干せばキツネが寄ってくる。
日々、動物たちとの戦いが続きます。
トガリ君もクロテンに比べたらおとなしいもんだが、それでも夜中にカサカサとうるさい。
安眠妨害だけはかんべんしてほしい。
知床の野生動物たちよ、「人間を頼らず、自力で越冬しなさい」