羅臼温泉~羅臼岳~岩尾別温泉と横断登山してきました。
7/7現在の羅臼側ルートの状況です。
泊場先の雪渓は少な目です。雪渓を登らなくても右にルートが出ていますので迂回してください。
ピンクテープ見落とさずに。
屏風岩下部からお花畑上まではまだ大雪渓が残っています。
ここを下山時には(特にガスで視界がないとき!)このロープを越えてサシルイ沢に迷い込まないように注意。
大雪渓の通過には10本爪以上のアイゼンとピッケルが必要です。雪は固く軽アイゼンは役に立ちません。
雪渓は約1㎞続き、斜度も急で、通過は最低1時間かかります。
お花畑標柱(まだ雪の下)付近からは誘導ロープがありますので、視界不良時の道しるべになります。
羅臼平へのトラバースルートにも誘導ロープあります。
羅臼側は誰にも(クマにも)逢わず、岩清水でウトロからのルートと合流した途端、たくさんの登山者でにぎわっていました。
この日は健脚のゲストで羅臼側ルート登り6.5時間、ウトロ側へ下り4時間、山頂休憩含め合計11時間でした。
羅臼側の往復は雪渓のある今時期、最低12時間はみたほうがよいですね。
この時期特に多いのは、ウトロから登って羅臼に降りようとしてアイゼンがなく雪渓で滑落したり道迷いする人です。
ウトロ側とはまったく状況もレベルも違う登山道なので、アイゼンのない方や地図を読めない方は羅臼側ルートには踏み込まないほうがよいでしょう。