今シーズン最後のスケソウ漁ツアーが実施され、本州からの観光客含め八名が参加しました。
ちなみにガイドは僕を含め五人。元漁師ガイドが三人います。羅臼町では今年から元漁師や浜のおかみさんなどをエコツアーガイドに育成する事業も始めており、地元民ならではの面白いお話やロープワークなど、ガイドの幅も広がりつつあります。
6:00漁船が一斉に出港
羅臼岳と残氷上のオオワシ
流氷本体は沖に流されていましたが、蓮葉氷が一面に
朝日と蓮葉氷
蓮葉氷は海水が-1.8℃で凍り始め、氷泥と呼ばれるシャーベット状のものが固まってできたものです。これが発達すると流氷になります。
漁船と無線でやりとりして、スケソウがたくさんかかっている船を見学します。といっても全体的に漁は薄いです。
刺し網にかかったスケソウ。
ドスイカやゴッコ(ホテイウオ)もかかってきました。
元漁師ガイドが、刺し網漁の仕組みを説明中
寒くなってきたところで、ダイナベ(スケソウ鍋)をいただく
鍋にはタチ(白子)、タラコもしっかり入っています。温まりました~
今日もオオワシ、オジロワシが100羽以上集まっていました。
そして見学中に漁船から差し入れが!
獲れたての新鮮なスケソウ!前回のウニに続き、今回の参加者もラッキーでした。一本ずつお持ち帰りさせていただきました。ありがとうございます。
というわけで今回も穏やかな天候の下、無事ツアーを終えることができました。
下船後、希望者はスケソウ加工体験ツアーに参加します。
今年は三回の催行でしたが、流氷、天気に恵まれたほうだと思います。
来年度も実施予定ですので是非冬の羅臼に来てみてはいかがでしょう。