環境省主催の登山道整備技術講習会に参加してきました。
参加者は環境省や林野庁のレンジャーや地元ガイド含め20人ほど。
羅臼岳登山道で石組みの工法をレクチャーしていただきました。
僕も年に数回は羅臼岳の登山道整備をしていますが、専門的な知識を教えていただいたのは初めてで大変勉強になりました。
この工法は、大雨などによる登山道の侵食を防ぐこと、人工物を使わず見た目を自然に、そして歩きやすくすることを目的としています。
これは知識はもちろん、様々な形や大きさの石を組んでいくセンスが問われます。
そして、おそろしく手間と時間がかかること!
講師の方は経験豊富な現場の方で、まさに職人技でした。
今日の講師の一言
「いかにも石組んで整備しました、と見えるのはまだまだ。整備していることすらわからないくらい自然に石が組まれて水の流れがコントロールできているのが本物です」
3 comments on “登山道整備技術講習会”
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講習お疲れさまでした。今まで色々な山道や遊歩道を歩きましたが、講師の方の言葉はとってもよくわかるような気がしますね。
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これは非常に奥が深いと思いました。
以下の言葉も印象的でしたよ。
「コンクリートの耐用年数はせいぜい4,50年だが、石は地球そのものだから工夫すれば200年以上持つ」
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含蓄のあるお話、私もお聞きしたかったです。思わず弟子入りしたくなったかも。石より軽いから失格ですが(笑)。