今年はこの山ばかり行ってます、7回目の東岳。
今回は羅臼山岳会の研修山行、訓練場所の下見を兼ねて途中までいろいろやりながらのんびり登っていました。
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根室海峡にはまだ流氷帯が。最近話題になった渦巻の流氷っぽいですね。

あまりに良い天気なので、もう少し行こうかと言っている間に山頂へ
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1200mから上はさすがにガリガリで苦労しましたが、最後までスキーで到達

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知床岳をバックに。
初登頂の人含め、会としては久々の頂です。

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ウブシノッタの沢を挟んで、硫黄山もクリアに

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最高の斜面ですが、雪は固くて大変でした

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途中からは快適なザラメ雪の滑降

最高の天気に恵まれ、久しぶりのメンバーで登頂することができて感慨深いものがありました。
今の僕が山に登ることができるのも、この方々のおかげです。
この先もできるだけ長く一緒に登ることができたらいいですね。

風が吹き荒れた3連休も終わって、すっかり春の装いとなった知床の山々。
友人2名をガイドして裏山ツアーに行ってきました。

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内地からお越しの友人は空の碧さに感動しきり

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けっこうな登りが続く中、ちょっと一息

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東岳も羅臼岳もルシャ沖の流氷も見えました
ウトロ側は流氷が戻ってきたようです。

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この山はエゾシカの群れが暮らしています。

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下りは尻滑り。春の雪はよく滑り、あっという間に下山。

ところどころ雪が解けて笹藪も出はじめました。
今年は春の訪れが早そうです。

3月後半に入り、知床岳のシーズンです。
昨年は相泊までの道路が通行止だったのでアプローチが大変でしたが、今年は道路も開通しており条件によっては日帰りも狙える状態です。

3/16に下見を兼ねて単独スキーで登ってきました。
天気も良く雪も締まっていて、5時間ほどで山頂へ
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山頂からの硫黄山もスッキリ

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知床岬方面は、まだ流氷が残っていました。

そして、3/19はリピーター様をお迎えしての本番。
本来は1泊2日の予定でしたが、2日目の悪天候が予想されるため急遽日帰りに変更。

早朝5時、日の出とともにスタート
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カモイウンベの二股は例年よりスノーブリッジが小さく4月までもたなそうです。

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羅臼側の海は雲海

雪はグサグサに柔らかくラッセル厳しかったですが、先行者のトレースにも助けられ3時間で標高650mの雪壁下へ。
ここからロープを出してアイゼンで直登、知床台地へ出る。
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風も収まり、心配された天気も何とか持ってくれました。

稜線で再度スノーシューへ履き替え、山頂までの長い道のり
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ポトビラベツの崖

そして7時間かかりようやく山頂へ
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念願の知床岳登頂!
3日前の流氷は全てなくなっていましたが、知床半島の形がよくわかる眺望は知床岳ならでは。
3年前に悪天候で知床連山縦走を断念したリピーター様、途中何度もめげそうになりながらも見事リベンジを果たしました。

下山にかかると天候は一気に悪くなり、なんと雨が降ってきた。
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雨に打たれながらの長い道のりは辛いものでしたが、無事日没前に下山。
苦闘12時間、疲労困憊でしたが、ゲストガイドとも充実感一杯の一日でした。

*今年は雪解けが早く、春の知床岳シーズン短そうです。
行かれる予定の方は早めがおススメですね。GWはもう雪解けてしまってる可能性が高いです。

一月前に東岳を登頂した常連様と1泊2日で斜里岳へ

お昼に斜里駅へ到着し、すぐに根北峠から入山。2時間歩いて樹林帯でBC設営。
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テンバからの日の出

今回は本峰ピーク狙い。東斜里岳の雪壁を回避して、パンケニワナイ沢を詰めました
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締まり雪でサクサク登る。右が東斜里岳。

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トラバースはアイゼンが良く効きました。

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BCからわずか2.5時間で山頂へ。
快晴無風、360度の展望。こんな良い斜里岳は久々です。
オホーツク海には流氷帯が散見されました。

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この天気の中、稜線を歩ける幸運

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お昼前にBCへ帰着し、ポカポカ陽気でお昼寝まで

昨冬の知床岳、先月の東岳に続き、これで冬山3回連続で天気に恵まれたYさんです。
今日、斜里岳山頂から見えた山はほとんど登頂済ですが、来年新たに目指す山を決めて下山しました。

昨年で一旦終了した知床の地質調査。まだ少しやり残しがあったとのことで一年間延長になりました。

ということで、今回は昨冬たどり着けなかった二か所の石をサンプリング。
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羅臼岳の中腹にて。

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強風でしたが、何とか狙った箇所の露岩を発見

翌日は知円別岳へ
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標高1300mにある若い(1万年前以降)と推測される溶岩。
ここはどの尾根から行ってもアプローチが長く、二年越しでようやく辿りつきました。

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知床岳と流氷

雪はガリンガリンに固くて滑降はなかなか辛いものがありましたが、一か所だけ良い雪が残っており、ご褒美のパウダーをいただくことができました。