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今日は天気も良く、暖かいです。
久々に山スキーで北浜岳へお散歩。
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流氷はたいぶ融けた様子ですが、まだ前浜に残っています。
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東岳をバックに山頂直下の細尾根を登る。
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山頂からオホーツクの流氷を望む。
北浜岳は知床半島の両側の流氷が見渡せる絶好のビューポイントです。
これからの時期、スノーシューで行くには最高の山です。
帰りは番屋裏に滑り降りる。3時間のお散歩でした。

ここ二日ほど羅臼は流氷びっしりでスケソウ漁船も出られません。
これほどの勢力は羅臼に来て五年の中では初めてのことです。
今日は氷壁の登攀訓練ということで、チトライの滝を利用してアイスクライミングをしました。
最近の暖気で氷は緩んでいましたが、ギリギリ登ることができました。
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トップロープで確保しながらダブルアックスで登る。
初めての経験で、トップロープの確保がなかったら、かなりの恐怖感でした。
余計な腕の力を使ったので、しんどかったです。明日は筋肉痛かも。。。
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さすがに、佐々木、杉山両師匠はサクサク登ります。
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懸垂下降で降りる。
硫黄山や羅臼岳の冬季コースはこの技術が必要になります。
早くマスターして、どのような場所でも安全確実に通過できるようになりたいと思います。

羅臼では広い範囲で流氷が接岸しています。
三月に接岸するのは四年ぶりくらいです。
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前浜の流氷
今日は雑誌の取材を受けました。
イーストサイドという、道東を中心としたライフスタイルマガジンです。
移住者の特集で6月頃発売だそうです。羅臼に住んだいきさつやガイドの仕事について聞かれました。
僕は漠然と「北海道に住みたい」と思ってはいたが「どうしても知床!」とか「何が何でもガイドになりたい!」
という気持ちはなかったので記事にするほうは大変だと思います。(てか載らないかも)
まったく無計画に住みついたが、良き出会いがあり、多くの方にお世話になっているおかげで、何とか暮らしていけてると改めて思いました。
ガイドの仕事もやればやるほど楽しく、そして厳しく奥深い世界です。
山や自然は、手を伸ばせば伸ばすほど、届かない存在になるような気がします。

今シーズン最後のスケソウ漁ツアーが実施され、本州からの観光客含め八名が参加しました。
ちなみにガイドは僕を含め五人。元漁師ガイドが三人います。羅臼町では今年から元漁師や浜のおかみさんなどをエコツアーガイドに育成する事業も始めており、地元民ならではの面白いお話やロープワークなど、ガイドの幅も広がりつつあります。
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6:00漁船が一斉に出港
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羅臼岳と残氷上のオオワシ
流氷本体は沖に流されていましたが、蓮葉氷が一面に
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朝日と蓮葉氷
蓮葉氷は海水が-1.8℃で凍り始め、氷泥と呼ばれるシャーベット状のものが固まってできたものです。これが発達すると流氷になります。
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漁船と無線でやりとりして、スケソウがたくさんかかっている船を見学します。といっても全体的に漁は薄いです。
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刺し網にかかったスケソウ。
ドスイカやゴッコ(ホテイウオ)もかかってきました。
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元漁師ガイドが、刺し網漁の仕組みを説明中
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寒くなってきたところで、ダイナベ(スケソウ鍋)をいただく
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鍋にはタチ(白子)、タラコもしっかり入っています。温まりました~
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今日もオオワシ、オジロワシが100羽以上集まっていました。
そして見学中に漁船から差し入れが!
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獲れたての新鮮なスケソウ!前回のウニに続き、今回の参加者もラッキーでした。一本ずつお持ち帰りさせていただきました。ありがとうございます。
というわけで今回も穏やかな天候の下、無事ツアーを終えることができました。
下船後、希望者はスケソウ加工体験ツアーに参加します。
今年は三回の催行でしたが、流氷、天気に恵まれたほうだと思います。
来年度も実施予定ですので是非冬の羅臼に来てみてはいかがでしょう。

低気圧は去りましたが、羅臼は強風と高波が続いています。
前浜にホタテが上がっているかと見に行きましたが、ほんの少しだけ、しかも全部ゴメに食われてました。
流氷は強い北西の風で国後側に去ってしまったようです。
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天狗岩に打ちつける高波
番屋前の道路は10:00に通行止解除になり、三日ぶりに町へ。
最近通行止のネタが多いので、少し詳しく書きます。
番屋前の道路は「知床公園羅臼線」といい、一応道道です。
羅臼~相泊全長24kmのうち、通行止めになるのはゲートのある岩見橋から相泊の10km区間で、冬季間その間に住んでいるのは相泊の熊の穴ご夫婦、番屋北浜2名、ルサの昆布漁師1名の計5名。
番屋はたくさん立ち並んでいますが、冬になると皆自宅に帰ります。
この区間にはルサという知床連山の最低鞍部があり、冬季北西の風が強く吹くとそこを境に天候はがらりと変わります。番屋はルサの少し先にあり、ルサの出し風を直接受けることはありませんが、吹き溜まりができやすい場所で除雪が大変です。
ここに住み始めて五年、地元漁師には「あそこは人の住む場所でない」と言われ続け、初めのうちは道路管理者が住んでいることを知らずにゲートを閉めてしまったりということもありました。
もちろん今でも不便ですが、どうせ吹雪では出かけても何もできません。あきらめがついて番屋で静かに過ごしています。
例えるなら、「町で台風が来たときに家に閉じこもっているとなぜか気持ちが落ち着く」に似た感じでしょうか。地元民からは「本当に怖い目にあっていないからそんなことが言える」と言われます。まったくそのとおりで、都会育ちの僕は本当の厳しさをまだ味わっていないのだと思います。
別にここに住むことに意固地になっているわけではありませんが、厳しさも含めて知床の自然を感じることができるこの場所が気に入ってるので、本当にイヤになるまで住んでみようと思っています。
ただ現実的に考えて、年とって体力が衰えたときは厳しいなあと思います。