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羅臼は昨日の昼から猛烈な吹雪に見舞われ、番屋前の道路も昨日15:00から通行止になっています。
昨日の出来事。
午後から街(我が家は羅臼市街地をこう呼んでいる)へ買い物に行こうとすると、吹雪模様になってきた。
ルサを通過するとき、猛烈な出し風だったので「これはやばいかも、早く戻ろう」と思い、急いで街へ行き買い物を済ませる。
途中、道路管理者から「吹雪がひどいので15:00に道路を閉鎖します」と連絡が入る。
ゲートのある岩見橋まで戻ってきたのが15:00ちょうど、ギリギリゲートを通過し、閉じ込められる。
その時、管理者「除雪に入ってないからルサは吹き溜まっているかも。気をつけてね!」
僕「了解です!もしダメだったら歩いて帰りますよ」
3分後、猛吹雪で視界がほどんどないルサフィールドハウスの前で吹き溜まりに突っ込みスタックする。
掘り出そうと車の外へ出てみると、猛烈な風で目も開けられず、呼吸もできないくらい。
知床の冬山でも経験したことのない風だった。
車にスコップは1つしか積んでいないため、相方は目の前にあるルサフィールドハウスへママさんダンプを取りに行く。
僕は何とかスコップで掘り出す作業を始めるが、とても無理と判断し、車内へ退避。相方はダンプを持って戻ってくるが、僅か20mほどの距離を歩くのに命の危険を感じたほどだという。
しばらく車内で風の様子を伺うが、風上のドアは風圧で開けられない。
道路管理者に連絡し、結局車を捨てて歩いて帰った。
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吹雪はルサ河口付近だけで、そこを過ぎれば穏やかそのもの
2時間後、道路管理者が除雪車で車を牽引して番屋まで届けてくれた。
いつもお世話になっている方々だが、今回も本当に親切にしてもらい感謝の極みです。
今冬は雪が多くて各地で大変な事態になっているが、北海道では道路でも遭難の危険性があるので注意。
さすがにこの状況で写真を撮る余裕はなかったものの、以下に当日の状況が写っています。
ルサフィールドハウスHP

丹刈別(H540)という山へ。
半島先端部、クズレハマとウナキベツの間にあり、海岸沿いに聳え立つ。
これは正式な名前でなく、林野庁の三角点名をとって仮に呼んでいます。
相泊からスキーで海岸線を歩き、クズレハマ川の左岸から尾根に取り付く
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クズレハマから観音岩を望む。
流氷は沖に去ったが、浜に残氷が打ちあがっていた。
かなりの急斜面を、ジグ切りながらひたすら高度を上げる。
ところどころ硬い斜面はスキーアイゼンが有効だった。
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山頂部はハイマツ帯。
キタキツネに先に登頂されてしまった。
約2時間半で山頂へ
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山頂から知床岳方面
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ポロモイ台地と崩壊地
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一度去ってしまった流氷はモイレウシ沖まで南下していた。
下りは急斜面が続くが、まだパウダーが残っていて快適に滑降、20分で海まで下りる。
この山は、知床岳や半島方面の展望が抜群です。
行動記録 山スキー、スキーアイゼン使用
9:00相泊~9:30クズレハマ川左岸尾根~11:30山頂12:00~12:20クズレハマ~12:50相泊

スノーシューガイドでルサのっこしへ。
歩き出しは晴れていたものの、稜線近くから吹雪模様。
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凍てつくような風に叩かれる。
僅か標高300mとはいえ、厳冬期、知床の稜線は厳しい。
とりあえずBC設営、天候の回復を待つ。
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ルサのっこしBC。
1時間ほど待機すると、風は相変わらずだが、ガスが取れて展望が出てくる。
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念願のルシャ源頭、そして流氷が見えた!
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「やっと、憧れのルサのっこしへ来れた。スキーで滑ったら気持ちいいでしょうね」
厳冬期の稜線に2時間近く滞在。
凍風にも負けずひたすら撮影してました。タフですね~
次回は是非スキーで行きましょう!
冬しか味わえない知床の稜線、かつてアイヌが辿った道「マタル」を行きませんか?
知床のスノーシュートレッキング

山スキーお散歩会、今日は「ルサ乗り越え~トッカリムイ岳~北浜岳縦走!」
・・・・のはずでした。
いつもどおり、ルサフィールドハウスを出発
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ルサ川沿いを歩く
二股から本のっこし(地図上のルサ乗り越え)へ向い、2時間ほどで到着。
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ルサ乗り越えからルシャ川源頭を望む。
稜線は轟々と風が唸っていた。この風で稜線歩きはちょっと厳しい。
協議の結果、トッカリムイ岳へ向かうのをやめて下山することに。
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沢を登り返す
二股まで戻ると、ルサのっこし(我々がよく行く西のっこし)へ行っていた別働隊と偶然合流。
雪が良いとの情報を得て、ルサのっこしへ登ることになった。
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ルサのっこしから羅臼側。
流氷は国後にへばりつく感じに見えた。
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ルサのっこし到着!ウトロ側の流氷が見えた。
ここからの雪は最高で、皆歓喜の滑降!
風に叩かれ縦走は断念したものの、満足の1日となりました。

スノーシューガイドで流氷見ながら裏山のお山歩。
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今日の流氷は沖へ離れていました。
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東岳をバックに
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風もなくゆっくり昼食が摂れるほどのベストコンディション。
日差しが暖かく、厳冬期ということを忘れてしまいそうなお山歩日和でした。
おまけ
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一列で移動するエゾシカの群れ
どの山に入ってもシカだらけですね。