久々に出会ってしまいました。

エゾタヌキ
5月~6月はよく見かけるのですが、この時期は初めて。
冬篭り(冬眠ではない)するそうですが、雪解けが早い今年はもう活動していました。
よちよち歩きで鈍くさく見えますが、逃げ足は速いです。
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今日は夕凪に浮かぶ流氷がキレイでした。
前浜から見る流氷はこれで見納めかもしれません。

残氷と国後爺々岳。ルサ前浜より
沖にはまだ流氷帯があり、今日船に乗った人の情報ではアザラシの赤ちゃんが見られたそうです。
そして、本日ルサフィールドハウスに看板が設置されました。
今までも手作りの看板があったのですが、これでわかりやすくなりましたね。

奥はルサの稜線
今まで場所がわからずに素通りしていた方々、是非ルサフィールドハウスにお立ち寄り下さい。
特に知床岳や知床岬を目指す方!
斜里岳を北稜ルートから目指したが、頂上には届かず。
次回の課題となりました。

BC(H700)から斜里岳北壁を望む。北稜は左のギザギザ尾根。
アプローチの前日は見えていたのだが。。。

翌日アタックに出るも、北風冷たく稜線はガスの中。
おまけにフカフカの深雪でラッセルに苦しみペースは上がらず。
アックスやアイゼンは新雪に埋もれて効かない!登攀というよりは雪を漕いでいるみたいだ。

H1350大槍で一瞬ガスが取れ、北稜が姿を現す。
風は強く、厳冬期の体感温度。パートナーの髭は凍り付いて真っ白になっていた。
残り時間や体力、雪の状態を考え、無念だが引き返しを決断。

新雪に足をとられないように慎重に下降。
スキーを履いてからは、快適なパウダー!
でも疲労と重荷で楽しむ余裕はなく、さっさと下山する。
雪解けが急速に進む中、これだけの雪が斜里岳北面には残っていた。
登頂はできなかったが、厳冬期の緊張した登山を味わうことができました。
行動記録
3/26 13:00斜里豊里~16:00玉石沢H700BC設営
3/27 6:30BC~11:00H1350大槍~12:30BC撤収13:00~14:30豊里
今朝起きたら、羅臼前浜に流氷が戻ってきました。

ローソク岩付近にて
海岸町~礼文町にかけて接岸しました。気温も低く2月に戻った感じです。
ただ、2月と違うのはワシが流氷上にほとんどいないことでしょうか。
まだちらほら見かけることはありますが。
地震以来、山に登る気分にもなれなくて気持ちが沈んでいましたが、流氷見てちょっと元気出ました。
このたびの大震災で被災された方々に心よりお見舞い申し上げます。
テレビがないのでもっぱらネットで情報仕入れています。
自分たちにできることはなにか?
義援金や寄付はもちろんですが、まずは平常に生活すること。買占めしないこと。
節電は北海道では意味がないそうですね。
もともと最低限しか使っていなかったのであまり節電もできないし。
羅臼ではガソリンや灯油も一部のスタンドを除いてはまだ規制かかっていません。
ただできるだけ遠出は控えるつもりです。
幸い薪ストーブ使っているので灯油は節約できます。
昨日、中標津へ買い物へ行ってきました。
ほとんどの物資は通常どおり買えました。
米も山積みにありました。
僕はちょうど米がなかったので一袋だけ買いました。
レジにならんでいるお客はみんな米や水などを大量に買っていました。
そして今日、人づてに聞いたら中標津は米がなくなったそうです。
パニックは伝染します。買占めしている人を見たら、「私も買おう!」と次々に。。。
ほとんど被害のない羅臼や中標津ですら、買占めが始まっています。
地震や津波以上に、じわじわとパニックが広がっていくことが恐ろしいですね。
自分がシンプルに生活するには何が必要なのか?
あらためて考えるきっかけになりました。






羅臼町に移住して16年。
知床半島最奥の住人として番屋に暮らし、登山ガイドをしています。