3/3,4とリピーター様を迎えてのスペシャルメニュー。
3/3 冬の羅臼湖へ
知床横断道路閉鎖中の冬季間は羅臼湖といえども、1日ががりの冬山登山です。
数年前、GW残雪の羅臼湖へ道路閉鎖で行けなかったリピーター様は、あえて厳しいリベンジを選択しました。
熊の湯ゲートを出発、雪は締まって歩きやすい。
横断道路をショートカットしながらいいペースで進み、目隠し沼へ
雪は降っていたが、風もなく暖かい。見返り峠へ直登中
スタートから4時間、予想外のハイペースで羅臼湖到着。あっさりリベンジ達成!
雪が多い今冬だが、羅臼湖周辺は平年並みの積雪量に感じた。
凍結した羅臼湖のど真ん中でツエルトを張り昼食タイム。
だんだん視界が良くなり、天頂山が姿を現す。
羅臼湖で一時間以上粘ったが、スッキリ晴れることはなかった。
帰路は雪原と化した各沼を巡る。物音一つしない静寂の空間。
下山途中、熊越えの滝へ立ち寄る
それでも往復8時間で下山。通常10時間くらいかかる行程です。タフなリピーター様限定メニューですね。
知床横断道路が開通するGWからはこんなに歩かなくても雪の羅臼湖へ行けます。
今年もツアー開催予定ですので、ご予約お待ちしています!
残雪の羅臼湖スノーシュートレッキング
3/4 山奥の秘湯へ
昨日の疲れを癒しに、スキーで雪の薫別温泉へ。
疲れを癒す前に行くだけで疲れそうですが。
スカッ晴れの武佐岳や尖峰を見ながら牧草地をショートカット
林道を歩くこと約2時間
薫別温泉到着!
湯船の周りは地熱で雪がない。岩盤からは熱湯がでているので、夏は川の水を入れなければ入浴できません。
しかし今日は40℃くらい、最高の湯加減!
僕もお客様もよく歩いた充実の2日間でした。
未分類
スノーシューガイドでルサのっこしへ。
歩き出しは晴れていたものの、稜線近くから吹雪模様。
凍てつくような風に叩かれる。
僅か標高300mとはいえ、厳冬期、知床の稜線は厳しい。
とりあえずBC設営、天候の回復を待つ。
ルサのっこしBC。
1時間ほど待機すると、風は相変わらずだが、ガスが取れて展望が出てくる。
念願のルシャ源頭、そして流氷が見えた!
「やっと、憧れのルサのっこしへ来れた。スキーで滑ったら気持ちいいでしょうね」
厳冬期の稜線に2時間近く滞在。
凍風にも負けずひたすら撮影してました。タフですね~
次回は是非スキーで行きましょう!
冬しか味わえない知床の稜線、かつてアイヌが辿った道「マタル」を行きませんか?
知床のスノーシュートレッキング
登山者は山頂を目指して登るのが普通ですが、まれに三角点を目指す人たちがいます。
三角点とは測量の基準になる点で、山のピークにあることが多いのですが、そうでない場所にもあります。
あらかた山を登り尽くしてしまった方が新たな目標として設定することが多いのだそうです。
今回ガイド依頼を受けたのは、鵜鳴別(ウナキベツ)という三角点。
知床岳山頂より1kmほど東にあります。山のピークでもない「なぜこんな場所に?」てなとこです。
今日は素晴らしい快晴に恵まれましたが、
最近の暖気と昨日の雨で一気に雪がなくなりました。
4日前にあった海岸線の雪もなく、カモイウンベまでは石浜歩きです。
そして、尾根の上も
ハイマツがでてきて一歩ごとにぬかり、体力を消耗します。
稜線に出ると多少雪が締まって歩きやすい。
東岳と硫黄山
三角点到着!ここが鵜鳴別(1182m)
標柱はもちろん雪の下なので、事前にGPSで場所を特定しました。
なんと、ネームプレート持参です!
御年76歳。信じられないタフネスぶりです。
北海道の主な三角点はほぼ制覇したそうです。知床はここで最後だとか。
登山もいろんな楽しみ方がありますね。
単にピーク目指すよりも難しい分、面白いかも。
この方の真似は到底できませんが。。。
おまけ
カモイウンベ川二股付近で発見