今日は隣町標津町のホタテ祭りに行ってきました。
ホタテやホッキをはじめ、海産物や乳製品を格安で販売していました。
牛乳を使ったお汁粉がとても美味しかったです。
ちなみに我が羅臼町では来月の21、22日に知床開きというお祭りがあります。
帰り道、道路沿いでお花畑を見つけました。
オオバナノエンレイソウの群生地です。
エンコウソウもたくさん咲いていました。
ザゼンソウ
ミズバショウ
フッキソウ
ニリンソウ
わずか20m四方にこれだけの花が咲き乱れています。山菜もたくさんありました。
番屋周辺にはこのようなお花畑が少ないので、とても新鮮に感じました。
標津や羅臼では、エゾヤマザクラも咲き始め、春の花が最盛期を迎えています。
その他
今日は午後から羅臼の観光船(知床ネイチャークルーズ)に乗りました。
現在、根室海峡にはシャチが現れており、午前中の航海では60頭もの群れがいたそうです。
しかし。。。
午後の航海では残念ながらシャチは見つかりませんでした。。。
野生動物観察の難しさを改めて実感。
そのかわり、いろいろな動物が観察できました。
ハシボソミズナギドリの群れ
約一万羽の群れです。これでも少ないほうで、多いときは数十万羽の群れが見られます。
はるかオーストラリアのタスマニア方面からこの時期にプランクトン(オキアミ)を求めて渡ってくる。
小さくて地味な鳥ですが、これだけの群れは圧巻です。
ミンククジラ
これから七月にかけて現れることが多く、食卓に上がるのもこのクジラです。
ネズミザメ(?)
この海域にはいるのですが、観察できるのは珍しいそうです。
その他、ネズミイルカ、イシイルカを見ることができました。
羅臼の海は本当に豊かです。
僕は普段は山専門ですが、知床の自然は、山と海が循環している生態系が特徴です。
知床へお越しの際は、観光船や遊漁船で海からのアプローチもお勧めです。
野生動物は確実に見られるとは限りませんが、出会えたときの感動は素晴らしいものがあります。
スケソプロの研修で現場でのスケソウ加工を見学してきました。
このプログラムは地元ガイドの養成というプランも兼ねています。浜のおばちゃんに混じってスケソウ漁のしくみや加工方法などを勉強させていただきました。
さすがに見事な手捌きで、次々とタラコを取り出していきます。
一口にタラコといっても、ガム子、真子、目付、水子など様々。良いものだけを厳しく選別して、製品になるまでの手間は大変なものです。衛生管理も厳しく行っており、高価なのも納得できます。
スケソウ漁について説明していただきました。
去年までは遊漁船に乗ってスケソウ漁を見学するだけでしたが、今年から町や観光協会、加工場、遊漁船組合などが協力しあって町をあげての地域振興プログラムになりつつあります。
二年前開始当時からガイドとして参加している僕にとってはとても嬉しく、良い方向に向かっている感じがします。