今日は山スキーお散歩会で羅臼岳に登りました。
ルートは登山川右岸尾根からダイレクトに山頂を狙う。積雪期の最短コースです。
スタートは5:00。日の出前で気温は-10℃。雪はカリカリでした。
H700にて。天気は快晴、国後島に雲海がかかってキレイでした。
H1100にて。羅臼岳が迫る。ここまで4時間。
このあたりで、スキーをデポし、アイゼンに履き替える。
最大斜度50度の急斜面を登る。雪が硬い場合に備えてロープを持参したが、幸い日差しで雪は軟らかく、何とか登ることができた。
所々ハイマツが出ており、足がぬかって体力を消耗する
山頂直下
12:00登頂!最短コース、ペースもそこそこでしたが、七時間かかりました。
山頂からの景色は絶景でした。
ウトロ側の流氷はびっちりでした。
今年は羅臼側にも流氷が多く、こんな景色は地元でもなかなかお目にかかれません。
積雪期の羅臼岳登頂は四回目ですが、今までで最高の眺めです。
下山してすぐに山頂を見ると、ワタリガラスが六羽集まっていました。上昇気流の乗って悠々と飛び回り、知床の最高峰を楽しんでいるようでした。
下りは最悪の雪質で大変でしたが、何とか滑り降り、16:30下山。
計11時間半でさすがに疲れましたが、最高の一日でした。
知床冬山
今日もポカポカ陽気で登山日和。八回目の山スキーお散歩会が実施されました。
参加者は、羅臼5名、標津2名、斜里3名計10名の大所帯でした。
目標はルシャ山(H850)。知床主稜線、東岳とルサのっこしの間にある山です。
樹林帯をいく。雪は締まっていて歩きやすい
4時間ほど尾根を登ると稜線に出ます。
稜線にて知床岳をバックに
早くも雪が解けてハイマツが。けっこう歩きづらい
歩き始めて4時間半、ルシャ山山頂に到達しました。快晴で、半島両側の流氷、連山の眺めもバッチリでした。
全員登頂!バックは東岳
12歳とうき君。普通に登ってしまいます。末恐ろしい。。。
帰りは稜線沿いにルサのっこしまで滑る。雪は重たかったです。
ダケカンバの美しい樹林帯で一服。
昼寝してしまいそうな陽気でした。
ルサのっこしからルサ川に下山、七時間半の山旅でした。
ここ二日ほど羅臼は流氷びっしりでスケソウ漁船も出られません。
これほどの勢力は羅臼に来て五年の中では初めてのことです。
今日は氷壁の登攀訓練ということで、チトライの滝を利用してアイスクライミングをしました。
最近の暖気で氷は緩んでいましたが、ギリギリ登ることができました。
トップロープで確保しながらダブルアックスで登る。
初めての経験で、トップロープの確保がなかったら、かなりの恐怖感でした。
余計な腕の力を使ったので、しんどかったです。明日は筋肉痛かも。。。
さすがに、佐々木、杉山両師匠はサクサク登ります。
懸垂下降で降りる。
硫黄山や羅臼岳の冬季コースはこの技術が必要になります。
早くマスターして、どのような場所でも安全確実に通過できるようになりたいと思います。
山スキーお散歩会四回目は尖峰(せんぽう)です。
標津山系にあり標高は950M、その名のとおり尖がったかっこいい山です。一月前にH600で断念し今回が再アタックです。メンバーは羅臼3名、標津1名、北見4名の8名。
AM6:00。夜明け前なので-20℃近くまで冷え込んでいます。
顔に冷気が突き刺さる中、川北温泉林道から入山します。
尖峰を目標にひたすらラッセルする。
前回迷った沢の渡渉ポイントも難なく通過し、尾根に取り付きます。
急斜面をひたすら登り、H750でスキーデポ、アイゼンで急な尾根を直登します。
足がぬかり、体力を消耗する。
やっとの思いで頂上稜線に出ると、標津沖まで流氷が南下していました。
細い稜線を歩く
五時間半かかって山頂到達。疲労も吹き飛ぶ絶景!知床連山など周囲の山が一望できます。
斜里岳もきれいでした
14:30下山で計8.5時間。久々にハードでしたが、メンバーも絶賛の素晴らしい山です。