昨年登頂できなかった斜里岳北稜へ、同パートナーと再挑戦。
玉石沢から見た斜里岳北壁。北稜は左のギザギザ尾根。
前日は約3時間のアプローチでH850にBC設営
夜は晴れ。月明かりで山も見えていたのだが・・・
翌日起きるとガスで真っ白。軽い吹雪になっていた。
天候回復の予報を信じて、北稜に取り付く
だんだん晴れ間が出てくるが、風が強い。
トラバース中。この時期にして、雪は硬かった。
昨年断念した大槍からロープを出す。ここまではかなり良いペースできていたのだが・・・
大槍の下降。
雪が硬くて次々出てくる岩峰のトラバースが困難なため、切れ落ちたナイフリッジのアップダウンが続く。
ずっとスタカットで行ったので時間かかりまくり。
雪を掘ってハイマツを支点にする。
このころにはすっかり晴れて知床連山もバッチリ見えてきた。
山頂下までまったく気を抜けない緊張した登攀が続く
あと少し!
BCから8時間かかってようやく山頂へ
リベンジ達成の喜びはもちろんですが、それより緊張から解放されほっと一息といったところです。
帰路は北西尾根を下降。北稜ほどではないけど最初は急斜面が続き、やはり気を抜けない。
よろよろになってBCへ着くころには斜里岳が赤く染まりはじめていた。
重荷を背負ってのスキー滑降は疲労した足に堪え、まったく楽しくない。
最後は真っ暗な森を歩いてやっと下山。
久々に厳しい登山でした。
行動記録
4/7 12:00斜里町豊里~15:00H850玉石沢BC
4/8 6:30BC~9:00大槍~14:15山頂14:30~16:45BC撤収17:30~19:30豊里下山
2 comments on “斜里岳北稜リベンジ”
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恐れ入ります。仕事も遊びも良きパートナーに恵まれていることをこの記録からもよくわかります。
自分なら最初の写真を見ただけで絶対に行かない!
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ありがとうございます。
このルートは信頼できるパートナーと一緒でなければ登れなかったと思います。
桜井さんはまったく行く必要のないルートですが(笑)、僕にとっては一つの課題であり目標でもあったので、無事登れてほっと一息です。