この時期恒例の南国逃避行、今年は九州へ。
前から行きたかった屋久島へようやく行くことができた。
鹿児島まで飛行機を乗り継ぎフェリーで屋久島へ渡るも、港でいきなり大雨の洗礼をうけて全身ずぶ濡れ。
明日からの宮之浦岳縦走が思いやられたが、翌日は晴れ。
今回は屋久島の自然や観光への取り組みを勉強したくて、ガイドツアーに申し込んでみた。
同業者にいろいろお話も聞けたし、なにより山中泊なのに軽荷で歩くことができた(笑)
稜線までは素晴らしい天気でしたが、だんだんガスが上がってきて
宮之浦山頂では残念ながら展望なし。
山頂を越えて島の北側へ降りはじめたら、冷たい北風をもろに受けてめちゃくちゃ寒い。
南とはいえさすが2000mの山、稜線は厳しかった。
花崗岩の山なので、滑りやすい岩場が続く。
樹林帯に入ってようやく一息。
ヒメシャラの森。ガスがかった木々が美しい。
屋久島の森は晴れよりガスや雨が似合うと言われるのに納得した。
ベテランガイドの詳しい解説を聴きながらのゆっくりペースだったので、約11時間かけて山小屋に着いたのは日没ギリギリだった。
新高塚小屋はこの時期だというのに20人以上泊まっており混雑していた。
さすが屋久島、夏山シーズンが長くて羨ましい。
翌日は日の出とともに出発、ここからが核心部らしい。
薄暗い屋久杉の森に圧倒された。ここは光射す前が断然素晴らしいと思う。
樹齢1000年を越える巨木がそこらじゅうにある。
この時間にこの森を歩けたことが、一番印象的だった。
知床の森にはないこの感覚、言葉ではうまく表現できない。
そして、縄文杉に到着。朝早い時間なので貸切だった。
たしかにものすごくでかい、太い。
年間10万人もの人が目指すのもわかる気がした。
ここからはひたすら山道(というか木の階段)をひたすら下る。
10時過ぎくらいから続々と登山者が縄文杉目指して登ってきた。
2~300人とすれ違った。狭い階段は片側交互通行で15分待ち。
ガイド曰く「今日は少ないほうですよ。」
ほとんどがガイド付ツアーだった。
ガイドも全部で200人くらいいるが、ピーク時はそれでも足りないらしい。
その後はトロッコ道から白谷雲水峡へ下山、2日目も12時間行動、日没ギリギリだった。
行程が長く岩場も多い、なかなかタフなコースでした。
知床でのお客様(特に羅臼岳登山)は屋久島縄文杉を歩かれた方がやたら多い。
これでやっと、屋久島の話ができる。
おまけ
ウィルソン株のハート
その2へつづく
6 comments on “九州縦断の旅 その1 屋久島(宮之浦岳縦走)”
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お帰りなさい!
羅臼から屋久島へ本州・九州を縦断しての山登り!
超でかいスケールの冒険物語ではなく勉強の旅でしたね。
お疲れさまでしたがそれ以上の充実感がうかがえますね。
続きを楽しみにしています。
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森の中は迷彩服に顔もグリーンペイントで銃が似合いそうな雰囲気
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今回はお伺いできなくて申し訳ありませんでした。
知床に優るとも劣らない自然に圧倒されました。
勉強というよりも、遊んでいただけです(笑)
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是非ランボーになってください。
屋久島でもシカをたくさん駆除しているようです。
ただ、知床と違ってかなり反対している人々も多いようですが。
ヤクジカは小さいので歩留まり悪いそうです。
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9/7羅臼岳ではお世話になりました。予定通り屋久島に行かれたのですね。これからも知床の情景を楽しみに拝見させて頂きます。
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9/7の羅臼岳はありがとうございました。ワイナックさんをご紹介いただきありがとうございます。おかげさまで充実した屋久島の旅でした。
今度は知床連山の縦走などいかがでしょうか。
またお逢いできることを楽しみにしております。