前回の続きです。
屋久島を朝一番の高速船で離れ鹿児島へ。

朝陽と種子島
鹿児島からはレンタカーで一気に大分は別府まで移動。

由布岳。豊後富士と呼ばれる見事な山容。
別府の隣町、日出(ひじ)に住む友人宅にお世話になった。
6年前まで羅臼に赴任していた学校の先生で、羅臼山岳会では一緒に知床の山々に登った岳友だ。

ピカピカの新居は、別府温泉の夜景が一望できる絶景リビング付。
久しぶりの再会ということもあり、夜景を肴に夜遅くまで酒を酌み交わす。
翌日は一緒に由布岳を登る予定であったが、悪天候で断念。
もし悪天候じゃなくても、二日酔いで行けたかどうか。
代わりに別府温泉を案内していただいた。

別府がいかに潤沢な温泉か、この景色で納得。
時おり、激しい雨が降る温泉街を散策後、友人と別れて湯布院へ。
九州横断道路は紅葉が見頃で、まるで10月の知床横断道路を走っているようだ。

晴天なら、由布岳や鶴見岳を見ながらの素晴らしいドライブコースだろう。
湯布院の温泉でまったりしてから、西へ向う。
目標は佐世保だが、12年ぶりの旧友に逢うため大牟田へ立ち寄る。
彼の実家はみかん農家で、ちょうど収穫期。

積もる話もそこそこに、選別作業を手伝うことに。
ここには12年前もみかん収穫の手伝いに立ち寄ったことがある。
ご両親が僕を覚えていてくれたのは嬉しかった。
翌日の行き先を聞かれ、佐世保から五島へ渡ると言ったら、
「ここからならフェリーが良いよ」とのこと。
なるほど、有明海を渡って長崎へ行くのか!これは思いつかなかった。
というわけで朝一番のフェリーで有明海を渡った。

多比良港と雲仙岳
僅か40分の船旅、乗客は運送関係のおじさんしか居なかった。
佐世保まで走ってレンタカーを返して五島行きの船を待つ。
その4へつづく
 羅臼町に移住して16年。
知床半島最奥の住人として番屋に暮らし、登山ガイドをしています。
羅臼町に移住して16年。
知床半島最奥の住人として番屋に暮らし、登山ガイドをしています。