今冬は忙しくて中々スキーができなかったのですが、今日は2ヶ月ぶりのスキー山行で知床岳へ行ってきました。
日の出と共に流氷ビッチリの相泊を出発。
樹林帯は新雪ラッセル。単独だと交代要員もいないので、消耗が激しい。
ここは雪崩が数年おきに起こっている場所で、樹木がなぎ倒されたまま。
今年は起きていない模様。2008年を最後にまだ確認してません。
天気は良いが稜線の風が強い。
700mでシートラ、40度の壁をアイゼンで登るがここも積雪がどっさり。あずって大変でした。
やっとのことで登りきる。このころから風が落ちて視界もクリアになる。
羅臼側の流氷
稜線に出ると知床岳が眼前に。
いつもはカリカリの稜線にも新雪が50cm。これから地獄のラッセル。
山頂までがながかった!
7時間かかってようやく山頂へ。クリアな知床連山が美しい。
知床岳山頂にこんな雪があるのは初めて。
知床岬方面
ウトロ側の流氷もまばらに
シールを外して山頂からのスキー滑降、雪が深すぎてスキーが潜ってしまい全然スピードが出なかったです。こういうときは幅広の板が良いんだろうなあ。
結局帰りもけっこうなラッセル強いられました。
それでも下山はかっ飛ばして2時間ほど。麓はバリバリのモナカ雪で足がパンパンです。
最高の天気に恵まれましたが、今までで一番キツかった知床岳日帰りでした。