前回の続きです。
標高700mあたりで雪渓が切れ、ブッシュに突入
ハイマツを覚悟していたので、灌木帯が楽に感じた
そして最後の難関、背丈以上のハイマツ帯に突入
ルートファインディングが上手く行き、僅か30分ほどで山頂へ抜けることができた
ポロモイ台地(知床沼)からここまでのハイマツ地獄は凄まじいと、先人たちは口を揃えて言う
見たところ、その言葉に間違いはなさそう。いつかこの稜線を辿ることになりそうだ
下りは沢から尾根へ出てペキンの鼻に下りる
まるで知床岬へたどり着いたときのような景色
ペキンの鼻にある鳥居に安着のお参り
この日はBCから11時間行動、念願の無雪期初登頂でした。
翌日、帰りのカヤックはガスで真っ白。
何とか2泊3日の旅が無事に終わりました。
僕にとって、初めてのカヤック+登山が8年前の「冬にスキーをカヤックに積んで行く」でした。
連れて行ってくれた僕の師匠曰く「これが知床スタイル」
以来、その考えを引き継いでこれまで実践してきました。
半島先端部に道がない知床では、カヤックでのアプローチに必然性がある他、時間や体力の軽減にもなります。
しかし海は山以上に海況判断が難しく、毎回「海が荒れて帰って来られない不安」との戦いです。
羅臼側なら最悪海岸線を歩いて帰ればよいのですが、これからはそれも叶わないウトロ側に挑戦してみようと思ってます。