三連休の昨日、今日はあいにくの雨模様。
お客様と羅臼岳登山を予定していましたが、この天気では展望は望めず。
雨でも風と波さえなければカヤックは漕げます。
どうせ濡れるのなら、と予定変更してシーカヤックになりました。
7/18 羅臼側 相泊~ペキンの鼻
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中番屋にて
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トウゲブキ満開のペキン海岸段丘
帰りはけっこうな向かい風でしたが、カヤック経験豊富なお客様は風に負けずガンガン漕いでいきます。
予定より早く往復六時間(休憩一時間含)で帰着できました。
7/19 ウトロ側 幌別~象の鼻
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男の涙
風、波とも穏やかでのんびり断崖シーカヤック楽しめました。

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三連休の初日、羅臼岳は久々の良い天気に恵まれました。
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羅臼平ではもうイワギキョウが咲き始めていました。
今年は花の移り変わりが早いです。
7/17現在の大沢雪渓
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雪渓は途中で分断され、三箇所に分かれています。
気温によってはまだ雪が硬い場合もありますので、アイゼンの準備はしたほうが良いでしょう。
滑落は岩に衝突して大事故に繋がります。
雪渓と岩場の切れ目は踏み抜きに注意が必要です。
おまけ
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早朝、知床横断道路沿いにて

羅臼岳の高山植物は最盛期を向えています。
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イワブクロ
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チシマクモマグサ
その他、エゾノツガザクラ、イワヒゲ、エゾコザクラ、チングルマ、メアカンフスマ、メアカンキンバイ、イワウメなどたくさん咲いています。
ウトロ登山道大沢雪渓は急速に雪解けが進み、岩が露出してきました。
滑落は事故に繋がります。
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日差しがない日は雪渓は硬く締まっています。
アイゼンはまだ必要です

6/27,28と羅臼岳連荘でした。
2日とも快晴無風、素晴らしい展望でしたが、何せ暑すぎる!
日中は30℃近くまであがり風もないのでバテバテ。
軽い熱中症になってしまいました。すっかり暑さに弱くなっています。
普段風に悩まされている知床の山で、初めて「風よ吹いてくれ!」と思いました。
6/27 羅臼岳横断(羅臼~ウトロ)
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融雪期限定、屏風の滝
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羅臼から7時間の苦闘の末、山頂へ。
羅臼側登山道情報
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屏風岩~岩清水の大雪渓は例年並に残っています。
屏風岩上部、お花畑分岐の標柱は出ていますが、岩清水直登方面、羅臼平へのトラバース方面ともに雪渓で夏道は出ていません。視界の悪いときは道迷いの危険性があります。
雪渓上部は斜度があり、この気温でも雪は硬く、本格アイゼン(前爪付10本以上)が必要です。
泊場のすぐ先、涸れ沢の入口はところどころ雪渓で非常に迷いやすい箇所です。
ピンクテープを目印にしてください。
この時期、羅臼側登山道往復は12時間ほどの所要を見ておいたほうがいいでしょう。
6/28 ウトロ往復
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岩清水はイワウメが満開でした。
暑い中、ここの清水は最高の一杯です。
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余裕の登頂。さすが、内地から来たお客様は暑さに慣れていらっしゃいます。
この日は合計60人ほどのツアーが登っていました。
いよいよ登山シーズン到来!といったところです。
ウトロ側登山道情報
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大沢の雪渓は踏み後ができつつありますが、気温が下がった場合はアイゼンが必要になります。
仙人坂の雪渓トラバースはなくなり、夏道が辿れます。
羅臼岳花情報
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エゾノツガザクラ
標高800~1300にかけてはウコンウツギ、ナナカマド、ツマトリソウ、ゴゼンタチバナなどが見頃。
高山帯では、チングルマ、イワウメ、エゾコザクラ、コメバツガザクラ、エゾノツガザクラ、コケモモ、ハイマツ、ミネズオウ、キバナシャクナゲ、メアカンキンバイなどたくさん咲いています。
これから七月にかけて高山植物ハイシーズンとなります。