暑過ぎる!今日の羅臼。いったいどうしちゃったんでしょう?
6月に30℃を越えたのはこの7年間で初めてではないでしょうか。
こんな日は山に行く気はせず、カヤックでお散歩してきました。
前浜はべた凪。
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ルサフィールドハウスと北浜岳
明日から羅臼岳連荘です。
今日は早く寝よっと。

天気の中、羅臼岳へ。
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山頂で待つこと30分、雲が取れて脊梁の山々を望むことができました。
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昨年羅臼湖トレッキングに参加されたお客様、今年は念願の羅臼岳登頂!
羅臼岳花情報
高山植物が次々に開花しています。
極楽平~仙人坂はウコンウツギ、
羅臼平はキバナシャクナゲとメアカンキンバイ、
岩清水~山頂はツガザクラ、イワウメが見頃です。
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イワウメ
ウトロ登山道情報
雪渓がまだまだあります。
仙人坂トラバース2ヶ所、
大沢は大雪渓
岩清水~山頂も1ヶ所残っています。
アイゼンは必携です
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大沢大雪渓
おまけ
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羅臼平ではノゴマのさえずりが響き渡っていました

ルウチシとはアイヌ語で峠を意味します。
アイヌ時代の半島横断ルートはルサのっこしが有名ですが、松浦武四郎の記録によると、その他のルートもあるとのこと。
今日はその一つ、陸志別川の峠(ルウチシ)を目指しました。
最近発行された「続・羅臼町の地名について」郷土資料室 涌坂周一著(非売品)にルウチシの記述があり、アイヌ人のルートを辿ってみたくなったのです。
林道終点から10分ほど笹薮を漕いで入渓。
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しばらくは平坦な沢を遡行する
三ヶ所の二股を越えて、だんだん傾斜がきつくなってきた
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8mほどの滝を他高巻き
沢の源頭からは笹薮漕ぎ30分、稜線ではハイマツ漕ぎ
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ついに稜線到達。ここがルウチシ(H530)
正面にはラサウヌプリがそびえ立ち、稜線向こうには遠音別川が見えた。
現代人にはけっして楽な道のりではないが、アイヌの人々は他に比べて山越えが容易なこのルートを辿っていたのだろう。
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ラサウの牙
そして、今日は嬉しい発見が。
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シラネアオイが咲いていた。
「知床半島の山と沢」によると、
シラネアオイは知床ではほとんど記録がなく、著者の伊藤さんが大谷川で発見したのが二例目とのこと。
まだ確認していませんが、それ以来だと三例目になるかもです。
行動記録
8:20車止め~8:30入渓~10:50源頭~11:20ルウチシ(峠)11:50~14:30車止め
おまけ
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小便小僧

♪ホントにホントにホントにホントにクマがいる~♪
♪近すぎちゃってどうしよ! かわいくってどうしよう~♪
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「キツネの子供もかわいっくってかわいくって、こんなシーンがあっちこっちに!」
ルサ!サファリパーク~
元ネタ(35歳以上、関東在住の方は知ってるはず?)

シーカヤックしてきました。
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カモイウンベから見る知床岳
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デバリ(化石浜)
ほんとはペキンの鼻を目指したのですが、南風が強く帰りが辛そうだったのでここで引き返すことに。
ここまで追い風1.5時間、帰りはけっこうな向風の中、えっちらおっちら4.5時間もかかりました。
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海岸巡視中の環境省アクティブレンジャー。
観音岩で出会いましたが、あっさり抜かれ相泊に先着されてしまいました。
帰路のスピードは徒歩より遅かった。。。。
いや~向かい風ほんとキツかったです。いい練習になりました。