今日の山スキーお散歩会は、近隣メンバーに加えて旭川や札幌の岳友が参加しての交流山行でした。
参加者総勢18名+2匹!お散歩会始まって以来の大所帯です。
目指すは4年ぶりの尖峰!前回2008年)
標津から斜里に向う国道沿いに見える、名の通り尖がってかっこいい山です。
おにぎりのような前衛峰にて。
山頂直下の急斜面
心配された天気も穏やかで、5時間かかって登頂!
メンバーは羅臼、標津、中標津、別海、網走、釧路、札幌、旭川、函館から集まった16歳~69歳の老若男女。
こんなマニアックな山の狭い山頂に、これだけの人がひしめき合っていいのでしょうか?
両側が切れ落ちた細い尾根を歩く
前夜に降った雪がパウダー状態で、下りも楽しかった!
長い林道歩きに加え、複雑かつ急斜面が続くルート、高度感のある頂上・・・
標高(953m)のわりに体力を消耗する厳しい山ですが、登りごたえ抜群です。
大変お疲れさまでした!
知床冬山
3/17単独、知床岳へ
日の出と共に出発、天気は高曇りだが、南風で気温高め。
40度斜面の急登
この後、ガスにまかれるが稜線へ出ると晴れてきた
奥が知床岳。人のようなモニュメントがお出迎え
だんだん風が強くなるが、スキーのまま山頂到達!
知床岬方面。流氷はだいぶ減りました
東岳・硫黄山、今日は奥の羅臼岳まで見通せた
写真では伝わらないが、これでも南からの強風で立っているのがやっと。滞在10分ですぐに下山!
雪は軟らかく山頂から気持ちよく滑ることができたが、H1000以下は最悪のモナカ雪で足がパンパンになりました・・・
積雪期は4年ぶりの知床岳山頂でした。(前回2008年)
こんな近くに住んで毎年数回はアタックするけど何故か天気に恵まれなかったのです。
行動記録 スキー、スキーアイゼン、アイゼン、ピッケル使用
5:00相泊~8:00H650シートラ地点~9:30H1000稜線~10:30山頂10:40~13:30相泊
*知床岳情報 カモイウンベ右岸尾根ルート
・カモイウンベ川二股渡渉は十分な積雪で当面大丈夫。
・H650~H950尾根のハイマツは例年並みに出てきている(雪が多い今年でも尾根上は例年並み)。踏み抜き注意。
・数年毎に発生するカモイウンベ川源頭H950沢形の雪崩ですが、今年は起きていない模様。フォールライン上での行動、幕営には充分注意。4年前の泡雪崩れはH200の尾根末端まで爆風が到達しています。
山スキーお散歩会で1275峰へ。
知床主稜線、知西別岳の隣にあり名前がないので標高で呼んでます。
朝から最高の天気。
スタート時は知床連山(左は羅臼岳)もよく見えてました。
しかし徐々にガスが上がってきて視界がなくなる。
H1000の大斜面をトラバース
H1200で雲の上へ
山頂だけ顔を出す遠音別岳
雪も軟らかく、スキーのまま山頂へ
ウトロ側の流氷はだいぶまばらになっていました
1275峰山頂にて
雲海に浮かぶ知床連山をバックに今日のメンバー。
左は知西別岳。
久々の稜線は雲上の楽園。風もなく暖かい春山日和でした。
晴れの稜線は何度も見ているが、雲海はそうそうお目にかかれないので感激です。
下りはガスの中のスキー滑降で視界がなく苦労したが、全員無事下山。
羅臼側の海は流氷で真っ白
おまけ
今朝の朝陽と流氷(天狗岩にて)
昨日、今日は各地で今冬一番の冷え込みとのこと。
よりによってそんな日に、ウトロから厳冬期の羅臼岳を目指すが、知床峠付近で頬に突き刺さるようなキビシー風に叩かれあえなく敗退。
知床峠付近は強風で道路が見えていた。その他の道路の積雪深は2.5~3mくらい。やはり例年より多いですね。
赤イ川源流部は温泉が涌いているので、雪が多くても埋まらない。沢の水は30℃くらいある。
厳冬期の南西ルンゼを登りたかったのだが、取り付き地点にすらたどり着けず。
体感気温-30℃以下、顔は凍傷になりかけた。
先日のルサといい、「非っ常にキビシー!」洗礼を受けています。
自然センターに下山すると、下は晴れている。
時間が余ったので流氷を見に「象の鼻」へ
知床連山は雲に覆われていたが、オジロワシが気持ち良さそうに飛んでいた。
丹刈別(H540)という山へ。
半島先端部、クズレハマとウナキベツの間にあり、海岸沿いに聳え立つ。
これは正式な名前でなく、林野庁の三角点名をとって仮に呼んでいます。
相泊からスキーで海岸線を歩き、クズレハマ川の左岸から尾根に取り付く
クズレハマから観音岩を望む。
流氷は沖に去ったが、浜に残氷が打ちあがっていた。
かなりの急斜面を、ジグ切りながらひたすら高度を上げる。
ところどころ硬い斜面はスキーアイゼンが有効だった。
山頂部はハイマツ帯。
キタキツネに先に登頂されてしまった。
約2時間半で山頂へ
山頂から知床岳方面
ポロモイ台地と崩壊地
一度去ってしまった流氷はモイレウシ沖まで南下していた。
下りは急斜面が続くが、まだパウダーが残っていて快適に滑降、20分で海まで下りる。
この山は、知床岳や半島方面の展望が抜群です。
行動記録 山スキー、スキーアイゼン使用
9:00相泊~9:30クズレハマ川左岸尾根~11:30山頂12:00~12:20クズレハマ~12:50相泊