沢登り

知床秘湖沼巡り。
今回は山中一泊で山奥にある三つの沼へ。
遡行した沢は両岸が抉り取られ倒木だらけでした。
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おそらく春先の大増水でこうなったのでしょう。沢の地形自体が変わっている箇所もありました。
長時間沢を遡行しヤブを漕いでようやく辿り着いた沼
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奥に見えるラサウヌプリ
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これは三本槍と呼ばれているそうです
笹ヤブを漕いでさらに奥の沼へ
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こじんまりとした小さな沼
翌日は支流を詰めてさらに別の沼へ
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目の前に聳え立つラサウの牙
今年最大の目標であった三つの沼へやっと行けました。
長時間の遡行とヤブ漕ぎで体は悲鳴をあげていますが、かなり自己満足しています。
おまけ
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沢には恐竜の卵(ホントはノジュールというらしい)があちこち転がっていました。
化石があることが多いそうですが、探す余裕はありませんでした。
これで直径1mくらいです。

最近は知床の奥地を歩き回っていました。
人よりヒグマのほうが多い地域です。
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硫黄川河口の大滝
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ウブシノッタ川
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イロイロ川
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ルシャ川源流部
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ルサのっこし
ルサ~ルシャの峠越えは笹藪にしごかれました。
一週間にわたる地質調査のお仕事もこれで一段落。
体力的にけっこうキツかったけど、普段なかなか行けない場所を歩けたのでよし!
面白い発見もしました↓
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浜で見つけた花崗岩。
知床の地質はほとんどが安山岩で、花崗岩はないといわれているそうです。
海から流氷に乗って運ばれてきたんだろうか?

またまた沢歩きの日々。
9/26 羅臼川本流
この沢は源頭が知床峠なので、あまり遡行する人はいないでしょう。
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入渓していきなり巨岩帯が連続し、かなりしごかれた。
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硫黄の冷泉が噴出し、熱水変質で真っ白になった岩がでてくる。
羅臼岳登山道の泊場にそっくり。
中流域には見事なヤチダモの河畔林が広がっていた。
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湧き水も豊富で、キャンプしたら最高な雰囲気でした。
9/27 イワウベツ川~弥三吉水
この沢は変化に富んでいました。
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トイ状のナメ滝が続く
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10mほどの滝が次々に現れる
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硫黄の冷泉が滝となって落ちていた。かなりの流量!
仕事(地質調査サポート)をたまに忘れて、渓相の変化を楽しんでいます。
おまけ
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小便小僧。
これを見たのは陸志別川についで2度目です。

地質調査サポートガイド。石を求めて沢歩きの日々でした。
9/11 白イ川(イワウベツ川支流)
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源流部はあちこちから硫黄成分が。名のとおり、白い川でした。
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倒木更新の橋
9/12 赤イ川(イワウベツ川支流)
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源頭部の滝。知床横断道路からも見えます。
この日2本目は盤の川下流部
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函や小滝が連続するなかなかの渓相でした。
9/13 イダシュベツ川
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落差20m、二段の滝。
この沢は硫黄山第一火口が源流だけあって、水が冷たい!
おまけ
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樹齢数百年、カツラの巨木

今日からしばらく地質調査のサポートガイド業務で、連日沢に入ります。
初日は盤の川。イワウベツ川の支流ですが、知床の沢登りではメジャーなルートでしょうか。
調査しながらのため途中までしか遡行できませんでしたが、滝やナメが連続する非常に楽しい沢でした。
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